[2013年4月改組]
2013年4月、統合生命医科学研究センターへ発展し、新たな研究展開を推進します。 > 統合生命医科学研究センター
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Laboratories

炎症制御研究ユニット

田中 貴志

ユニットリーダー田中 貴志

生体が炎症反応を負に制御する分子機構を明らかにすることにより、アレルギー疾患や自己免疫疾患の病因病態を解明することを目指します。

 炎症反応とは、病原微生物などの外敵の侵入に対する生体防御機構の1つで、病原体の排除に重要な役割を果たしています。 ところが、本来は生体を守るはずの炎症反応が、何らかの原因で過剰にしかも無制限に起こると、アレルギー疾患や自己免疫疾患を 引き起こすことも明らかになっています。本研究ユニットでは、生体がこの炎症反応が過剰にならないように制御するメカニズムを 解明するとともに、これを担う分子を同定します。

 最近私たちは、LIM蛋白ファミリーに属する核内蛋白PDLIM2が、炎症反応の誘導に必須の転写因子であるNF-kBを分解・不活性化する ことにより、個体レベルでの炎症反応を負に制御していることを見出しました。現在はこのPDLIM2をはじめとするLIM蛋白ファミリーに 属する因子群が、どのような炎症反応関連のシグナル伝達経路を制御するのか、また、個体レベルにおいては、どのような炎症性疾患の 病態の制御に関与するのかに関して研究を進めています。
将来的には、このような分子を標的にした炎症性疾患の新たな治療法の開発を目指します。
PDLIM2