[2013年4月改組]
2013年4月、統合生命医科学研究センターへ発展し、新たな研究展開を推進します。 > 統合生命医科学研究センター
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Laboratories

免疫記憶研究グループ

竹森 利忠

グループディレクター竹森 利忠


感染防御に必須である免疫記憶が、どのように作られ、どうやって長期に維持されるか研究し、 また先天性免疫不全症の原因解明を目指して国内外の研究機関と協力しています。

 免疫は体内に侵入した病原体に反応し抗体を作り、侵入した病原体を排除します。同時に侵入した病原体に対する免疫記憶が作られ、同じ病原体が再度侵入すると直ちに反応して活性に優れた多量の抗体が作られ直ちに排除されます。この免疫記憶の仕組みを利用したのがワクチン接種で、病原性を弱くした、あるいはなくした病原体、あるいは病原体の一部をあらかじめ免疫し、免疫記憶をつくり病原体の感染に備えます。ただし現行のワクチンではその効力(持続性と活性)を改善する余地のあるものが有ります。この作業のためには免疫記憶の仕組みを理解することが重要です。

 免疫記憶研究ラボでは免疫記憶がどのようにして作られるのか、どのように維持されるのか、そして記憶の活性を高める因子がなんであるかを明らかにするために研究を行っています。 また遺伝的要因で生まれつき免疫力が低下したヒトの病気(これを原発性免疫不全症と呼びます)のうち約20%の病気の原因がまだ同定されていません。このうちの約5割が免疫記憶を司る記憶細胞が著しく減っていることが知られ、免疫記憶研究ラボではこの原因がなぜ起こるかを大学とかずさDNA研究所と共同して調べています。