[2013年4月改組]
2013年4月、統合生命医科学研究センターへ発展し、新たな研究展開を推進します。 > 統合生命医科学研究センター
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Laboratories

ヒト疾患モデル研究ユニット

石川 文彦

グループディレクター石川 文彦

  免疫制御研究

20世紀後半、多くの生物学がマウスを用いて大きな発展を遂げた。 細胞培養というin vitroの研究で解明できなかった、各遺伝子の 生体内における役割について、多くの重要な知見を得ることができた。 基礎研究で得られた知見を医療へ安全かつ効率よく還元するためには、 マウスを用いて得られた研究成果をヒトにおいて 検証することが必要である。 また、造血、免疫系においては、ヒトの正常なシステムの恒常性維持を理解することが重要な課題であるとともに、 造血器悪性疾患の病態解明が21世紀に期待される研究分野のひとつと言える。

しかし、白血病の病態の主座である骨髄や ヒトを疾患から守るべき免疫細胞が成熟する脾臓、胸腺といった 免疫組織は、からだの深部に存在するため、これらのヒト組織を研究目的に得ることはきわめて難しい。 さらに造血、免疫系を構成する各細胞は、生体内の各組織における互いのinteractionを通して、 われわれの体を守る機能を発揮する。白血病の病態とヒト免疫システムを明らかにするために、われわれは in vivo human researchの実現を目指して研究を進めてきた。

ヒト化マウスは、in vivo human researchに伴う倫理的制約を克服するための有用な研究ツールであり、 われわれは、ヒトの正常造血・免疫系とヒトの白血病状態をマウスに再現することで、ヒト免疫学の発展と 白血病の再発克服を実現する治療の確立を目指している。

ヒト化マウス研究によるライフサイエンスの発展と病態解明
再発克服を実現する白血病幹細胞の分子標的医薬の開発