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Events

イベント

2008年

JSI-RCAI Workshop 2008
粘膜免疫機構の制御と破綻

-粘膜免疫における基礎と臨床の対話-

開催主旨

潰瘍性大腸炎とクローン病は大腸及び小腸の粘膜に慢性の炎症または潰瘍を引き起こす疾患であり、炎症性腸疾患と総称されています。これまでの研究から何らかの遺伝子異常により、異物を処理する細胞やある種のリンパ球などの免疫を担当する細胞が何らかの外来の抗原(食事の成分、異物、病原体など)に対して異常反応することがその成因と想定されています(Duchmann R et al. Gut 44,812-8, 1999)。一方動物モデルにおいても、1990年初頭よりさまざまな遺伝子改変マウス(IL-2欠損マウス, IL-10欠損マウス, TCRa鎖欠損マウス)や細胞移入モデル(CD45RBhighCD4+→SCID)などが、腸管腔内微生物性抗原の存在下にヒト炎症性腸疾患様の病変を自然発症することが報告されています(Blumberg RS et al. Curr Opin Immunol. 11,648-56,1999)。すなわち、腸管内には管腔内微生物抗原、食餌性抗原に対する情報伝達・免疫制御機構が備わっており、非病原性因子に対しては免疫寛容を誘導し、病原性因子に対しては防御的免疫応答を誘導しますが、炎症性腸疾患は宿主の腸管内細菌性抗原に対する免疫寛容が破綻することにより発症すると考えられます(Strober W et al. Annu Rev Immunol. 20,495-549,2002)。近年、ヒト炎症性腸疾患においても抗TNF抗体などが治療薬として用いられはじめたように、粘膜免疫学研究から得られた知見が臨床医療に直結する可能性があります。本ワークショップでは、炎症性腸疾患、腸管感染症に関連した基礎的研究者と臨床研究者・医師が互いの最新知見を共有し、交流を深めるのに役立つものと考えられます。

オーガナイザー
吉田 優
(神戸大学医学部消化器内科)
大野 博司
(理化学研究所免疫アレルギー科学総合研究センター)
日 時
2008年3月14日(金)10:00-17:00
場 所
理化学研究所 横浜研究所 北研究棟
地図
6階カンファレンスルーム
定員
100名(基礎系、臨床系それぞれ約50名を予定)
参加費
無料(ただし昼食代として一律300円を御負担いただきます)

なお、発表は全て英語で行われます。
参加ご希望の方は「氏名」「所属」「連絡先」「基礎系または臨床系の区分」を記載の上、3月7日(金)までに下記のE-mailアドレスまでお申し込み下さい。
workshop@rcai.riken.jp
なおポスター発表を希望される方は2月22日(金)までに上記E-mailアドレスまでアブストラクトとともにお申し込み下さい。
(アブストラクトフォームはこちら
ポスター応募演題から若干数をポスター賞(免疫学会から金一封を贈呈)として選出・表彰し、受賞者には当日short oral presentationをお願いする予定です。

プログラム(予定)

Jun Kunisawa, Tokyo University
Functional roles of sphingosine 1-phosphate in the immunosurveillance and immunological homeostasis in gut

Tadakazu Hisamatsu, Keio University,
Intestinal macrophages for gut homeostasis and inflammation

Koji Hase, RCAI
Function and differentiation of intestinal follicular M cells

Toshiaki Ohteki, Akita University
Mechanisms of IgA production in the mucosa-associated lymphoid tissue

Masaru Yoshida, Kobe University,
The role of Fc receptors for mucosal immunity

(Lunch, Poster discussion)

Kenya Honda, Osaka University,
Commensal bacteria drive lamina propria TH17 cells

Kanai Takanori, Tokyo Medical and Dental University
The Life Span of Colitogenic CD4+ T Cells T Kanai

Two short presentations by the poster awardee


(short break)

Taeko Dohi, Research Institute International Medical Center of Japan
Searching targets for the treatment of chronic intestinal inflammation and mucosal injury

Tsutomu Chiba, Kyoto University,
A novel mechanism for mutagenesis in inflammation-associated carcinogenesis
-Roles of activation-induced cytidine deaminase (AID) as a genome mutator-

問い合わせ先 JSI-RCAIワークショップ事務局 workshop@rcai.riken.jp