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Events

イベント

2007年

JSI-RCAI Workshop 2007
転写因子とTリンパ球分化

開催主旨

 発生・分化プログラムの根幹をなすのは時間的・空間的に厳密に制御された遺伝子発現制御といえる。特異的なDNA配列に結合することで標的遺伝子の発現を制御する転写因子は、時間的・空間的な遺伝子発現に重要な役割を果たす事は良く知られた事実であり、核内転写因子の機能や標的遺伝子を同定することは発生・分化プログラムの理解に必須と言える。
  分子生物学的、遺伝学的な解析方法の進歩により、この数年の間にTリンパ球の分化に深く関与する転写因子が次々に同定された。例えば、regulatory T細胞の分化に必須であるFoxp3、 Th1/Th2ヘルパー細胞サブセットの分化に関わるGata-3、T-betなどが挙げられる。また、新たなTh17サブセットの分化に重要な因子としてRorgtが同定されたことは記憶に新しい。Tリンパ球の分化における転写因子の解析には、日本人が貢献した研究も多くあり、また日本国内においても転写因子の機能解析に関して優れた研究がなされている。しかしながら、それぞれの研究は個々の核内転写因子に焦点を当てて始められたものが多く、この数年での核内転写因子研究の急速な展開を鑑みると、それぞれが個々の研究対象に留まるのではなく、連携しながら研究を発展させていく事がこの研究分野の発展に不可欠と考えられる。そこで、お互いが最新の研究成果を発表する場を提供し、個々の専門領域を超えて互いに研究を批判し、広い視野で自らの研究を見直し、研究手法や研究材料について活発に情報交換を行なう機会を持つことを狙いにワークショップを企画した。
  口演ではそれぞれ異なる転写因子の最新の機能解析を発表して頂き、異なる転写因子の研究から見えてくる共通の制御機構や新たな疑問点・問題点を探っていきたい。本ワークショップの趣旨である日本国内での若手研究者の活性化を鑑み、国内講演者はこの分野の更なる発展を担う若手研究者を中心に選択した。また、国際的な競争力を養うことを目的に、海外からも第一線で活躍する若手研究者の参加をお願いした。この分野の底上げの為には継続的なポスドク研究員や大学院生の参加が不可欠であることより、ポスターを公募し、ポスターセッションを開催することで、ポスドク研究員や大学院生にも研究発表と討論の機会を設けた。積極的な参加を切にお願いしたい。

オーガナイザー
谷内 一郎
(RCAI 免疫転写制御研究チーム)
日 時
2007年3月7日(水) 10:00-17:30
場 所
理化学研究所 横浜研究所 北研究棟
地図
6階カンファレンスルーム
参加費
無料
参加ご希望の方は、「氏名」「所属」「連絡先」を2月28日(水)までにE-mailアドレスへお送り下さい。
workshop@rcai.riken.jp

プログラム

公用言語は英語ですのでご注意下さい。

10:00-10:05
Opening remark(Ichiro Taniuchi)
Session I Transcriptional regulation of thymocyte differentiation
10:05-10:35
Ellen Rothenberg(Caltech, USA)
Notch-dependent channeling of transcription factor activities in early T-cell development
10:35-11:05
Tomokatu Ikawa(RCAI)
Roles of E2A in lymphoid lineage commitment
11:05-11:35
Wilfried Ellmeier(Med. Univ. Vienna, AUSTRIA)
Epigenetic and transcriptional control of CD8 gene expression during thymocyte development
11:35-12:05
Ichiro Taniuchi(RCAI)
Role of Runx complexes in CD4/CD8 lineage choice
12:05-12:35
Jonathan Kaye(Scrips, USA)
Development of all CD4 T Cell lineages requires nuclear factor TOX
12:35-13:30
Lunch
Poster session
13:30-14:20
Poster session
Session II Transcriptional regulation of effecter T cell differentiation
14:20-14:50
Koji Yasutomo(Tokushima Univ.)
Notch-mediated regulations of T cell cytotoxicity
14:50-15:20
Akemi Sakamoto(Chiba Univ.)
Role for Bcl6 in memory T cell differentiation
15:20-15:50
Masakatu Yamashita (Chiba Univ.)
MLL-dependent maintenance of memory Th2 cell identity
15:50-16:20
Shohei Hori (RCAI)
How Foxp3 controls dominant tolerance: lessons learned from naturally occurring foxp3 gene mutations
16:20-16:50
Liang Zhou (NYU, USA)
The role of RORgt in Th17 dell development
16:50-16:55
Closing remark(Ichiro Taniuchi)
17:00-
Get together party